工務店に依頼する床補修は、深いキズ、ヘコミ、油汚れなどを新築の床と同等まで補修できます。取り替えるのではなく、プロ用の補修材を活用して補修を行います。家の床にキズを発見した際、張り替えを選択すると多額のお金が必要になりますが、部分的な床リペアは傷だけ補修を施すので割安です。硬い床でも固い物を落下させたりたんすなどの家具の位置を変える時にどうしても傷がつくし、室内犬などによっても新築のフローリングに傷が作られます。ソファーなどを移動して作ってしまった深いキズをいつまでもほったらかしにすると、傷ついた床を覆っている塗装膜がちょっとずつ磨滅し、床本体にとっていいことはひとつもありません。書棚など大型の家具を設置するなら気を付けなければならないことがあります。何年も、重量を支える床の特定の箇所に、大きな傷やへこみが生じるためです。補修する箇所の色と比べて若干濃い目のフローリング傷補修剤にします。わずかに濃い色調なら木目になじむので、全く気にする必要がなくなります。床の上で、可動式のテレビ台などを何の工夫もなく使うと、へこみ傷などが生じる原因になるため、何かを用いて傷を防ぎましょう。床にできたうれしくないキズは広範囲のものから狭い範囲のものまで、そこそこのサイズなら、“フローリングにも安心のいわゆるキズ補修剤”を使用して短時間で補修することが可能です。水汚れがつきやすい水廻りは、ひびやシミ、目立つ傷みになりやすいから気をつけましょう。フローリング床についた面倒な汚れも放置しないように注意してください。机やいすを動かして部屋の模様替えをしたことでお気に入りの床に傷がついたという失敗はよく聞きます。傷をなくすことはできませんが、リペアすればほとんど分からなくすることは簡単です。キズが小さければ、一度に7、8個ほどであればリペアして直せるとプロは言います。言い換えれば、せっかく依頼するなら1か所にとどまらず、いっぺんにお願いしましょう。サネという突起部分はしっかり密閉していることが不可欠です。くっついていないとフローリング材の間がずれて、見た感じがとても悪いでしょう。床のフローリングを隙間なく貼る重要ポイントは、一列目をなめらかなカーブにすることでしょう。つまり最初の列は、それからの敷設のベースとされるからです。新築マンションなどで採用されている音を伝わりにくくするフローリングは無垢材のみが材料になっているのではなく、合板を張った下に防音の働きがある特殊材を張って下の家への雑音が漏れにくくしてあります。完全無垢材のフローリングの特徴としては、中まで同素材だから、研磨による補修が可能だそうです。傷がひどい時は、ホイールサンダーという工具の購入が近道です。