しっかりした床でも重い物が転落したりテーブルなどの家具の位置を変える場合に傷がつくし、犬や猫などのペットによっても大事なフローリングが傷になってしまいます。フローリングのすごく細かいキズは、色の合ったクレヨンタイプの補修剤を傷の場所に塗り重ねるときれいになります。傷がひどい場合は、いわゆるパテタイプのほうがいいでしょう。１００％無垢材は“生命があるもの”。したがって、深刻なケースは別にして、できた後すぐに補修するのは避け、半年位経過をみてやるべきです。最近のフローリングはキャスター付きの家具に合わないところがあります。重いものを載せたキャスターで決まったところを繰り返し行ったり来たりすると、筋がついたりして困ります。戸建・賃貸マンションのフローリング床の補修の場合は、フローリング交換と違って、取り替える作業がいらないので、費用が抑えられうつくしく仕上がります。だれが見ても小さな傷なら日用雑貨店で買えるリペアセットを使って補修すれば直りますが、傷の範囲が広かったりあちこちにあると、自力でリペアするのはやめたほうがいいでしょう。毎日の掃除は乾拭きをして、軽い傷に気づいたら、フローリング用の補修ペンやクレヨンを利用して補修を行うのがメンテナンスの秘訣と言われています。最近もっともスタンダードな床材料のフローリング。汚れがこびりつきにくく、キッチンなどの水廻りでも、好きな場所で便利に使用できるのが利点です。リビングなどのフローリングを美しく敷設する条件は、最初の列を美しい曲線で描くことです。というのも最初の板材の並べ方は、あとの工事のベースとされるからです。防音としていわゆる緩衝材が貼られているもの、床暖房に耐えられるように加工が施してあるもの、洗面所用に専用の加工をした新しいフローリングも開発されています。補修する箇所と比べて色調がちょっと色が濃いフローリング傷補修剤を選びましょう。若干濃い色調なら木目になじむので、きれいに目立たなくなります。繊維の中に水分をため込める木材のすぐれた性質を活かしたへこみ傷の直し方は、自然治癒力をもった１００％無垢フローリングだから可能なお手入れの仕方です。現場での作業を眺めているとプロが行うリペアは最高で、完成後の完成度は目をこらさないとフローリングのどこが補修されたのかまず発見できないと思います。気にならない程度のキズなら、日用雑貨店でいわゆる「床材用補修カラーや補修用ツール」が用意されていますので、色を見て決め、自らリペア作業ができます。床にできたありがたくないキズはひどいものも含めて、大きすぎないものならば、“フローリング専用のキズ補修剤”と呼ばれるものを使って短時間で補修することができるそうです。